なんで戦士の街Jhelomにいるのか、といった感じのひ弱そうな男Sprellic。
何やら怯えているようなので訳を尋ねると、長い身の上話を聞かされます。

（まとめ）
昨晩、アバタールを名乗る男が泊まりに来た。
アバタールは部屋を二つ借り、食べ物を頼むだけ頼んで寝てしまうなど奇怪な行動を取った。 やがて彼はベッドに入ったが、寒いと言い出して宿屋中の毛布を全て持ってこさせた。
それでも足りないというので、Sprellicは掛け物を買いに街に出たが、夜中だったので店はどこも閉まっていた。 煮詰まった彼は、たまたま目にした「Library of Scars」の旗を取って持っていこうとした。 Sprellicは怒った女性（Syria）に追いかけられたが何とか逃げ帰り、アバタールにかけてやるとようやく眠った。
そして朝、アバタールは宿代も払わずいなくなっており、毛布も旗も持ち去られていた。 そこへ激怒したSyriaがやって来て、「旗を返さないなら決闘（duel）を受けろ」と言ってきた。

Sprellicに決闘を申し込んだのは、Syriaの他にTimmonsとVokeの計三人。
ひ弱な彼がかなう筈もなく「自分が助かるには代わりに戦ってくれるチャンピオン（champion）を見つけるしかない」と嘆いています。
そして、「チャンピオンになって貰えませんか？」とアバタールに縋りついてくるのでした。

気の毒な彼を放ってもおけず「はい（Yes）」と答えてやると、膝まづいて感謝されました。

とりあえず街へ出て聞いて回りましたが、市長のJoseph氏には「市民の個人的な争いには関わらないようにしている」と言われ、 酒場のDaphneやOpheliaは面白がってSprellicが決闘で生き残れるかどうかで賭けをしていて（しかも死ぬ方に賭けていた）、 もちろんLibrary of Scarsの人たちは激怒している、と最悪の状況です。
そんなとき、一人だけ彼に味方してくれる人がいました。

それは武器屋のKliftin。　宿屋のできごとを聞いた彼はこう言いました。

「それはSullivanというペテン師の仕業のようだ。奴は一度も捕まったことのない伝説の泥棒なのだ。
とはいえ、このことをSyriaたちに伝えても納得しては貰えないだろう。
Sprellicが助かる唯一の方法は旗を返すことだが、本物はSullivanに持って行かれてしまった。 ならば、同じ旗を作って彼らに渡してやることだ！」

「バレたらまずいが、一日あれば旗が作れる。作ろうか？」と聞いてくるKliftin。
ここはひとつお願いしてみましょう、ということで「はい（Yes）」を選択します。

しばらくしたら旗ができるから、それまで決闘場には行くなよ、と言われるので、適当に時間を潰します。
そして３時間ほど経ってから取りに行くと、偽の旗（false flag）が完成しました。

Library of Scarsを訪ねてSyriaに旗を返す（return flag）と、彼女は贋物だと気付かず受け取ってくれました。

Sprellicに「もう安全だ（thou art safe now）」と伝えてやると、感激のあまり足にキスしてきました。
これで事件は解決ですが、偽アバタールは結局見つけられませんでした。　いつか、どこかで彼を捕まえることができるのでしょうか？

偽の旗を渡さず、Syriaら三人と実際に決闘をして勝っても解決することはできます。
「Library of Scars」のメンバーは午後１〜３時ごろに決闘場で演習をしているので、そのとき Seria、Timmons、Vokesのいずれかに話しかければ決闘が始まり、勝ったあとSprellicのところへ行って 「もう安全だ（thou art safe now）」と伝えてやれば完了です。
しかし当然三人は死んでしまいますし、元はと言えば彼らに非があるわけでもないので、どうにも後味の悪い結末になってしまいます。

ちなみに決闘のあとDeSnel氏に彼ら（duellists）のことを聞くと、怒るどころか「Outstanging（素晴らしい）！」と褒め称えられた上に、 「Library of Scarsに入らないか？」とスカウトまでされてしまい、ますます浮かばれない三人なのでした。