アバタールは、ブリテインの修道院[Abbey]で昏睡状態のシャミノ[Shamino]を見つける。 彼を目覚めさせるには、勇気の鐘[Bell]と真実の本[Book]と愛のろうそく[Candle]を使わなくてはならない。 アバタールはシャミノから、レンジャーたちが数年前に姿を消しており、また自分を誘う邪悪な呼び声[1]を感じたという話を聞く。 シャミノはアバタールが戻れば自分を目覚めさせてくれること、また、その時には邪悪な声も途絶えているであろうことに望みをかけて、自ら意識を絶ったのであった。 シャミノは邪悪な声がもう聞こえないことを感じ、アバタールの仲間に加わる。
アバタールは、最も近いデスパイス[Despise]の「柱」に向かって出発する。 途中のキャンプで、アバタールはワームガードたちと対峙する。 戦いの途中で一人の少女が割って入り、女ワームガードの目を刺してワームガードたちを退散させ、戦いは終わる。 アバタールは少女に感謝し、彼女はレイブン[Raven]と名乗る。 レイブンはアバタールを探し出してアサイラムへ連れ帰り、彼女のボスのサムヘイン[Samhayne]に会わせるために派遣されたのである。 サムヘインは今のブリタニアの問題を解決するための手がかりを持っており、また、アバタールが問題を解決するためにブリタニアにいることを知っている。
Bob White Plot | Ultima Wiki "Raven helps the Avatar"(拡大画像)
アバタールたちはデスパイスで汚れた徳のルーンの一つを「柱」から取り去り、それによって「柱」から出るパワーは止まる。
一行はブリテインへ戻り、それからサムヘインに会う。 サムヘインは、ドン・コルレオーネ[Don Corleone][2]を優しくしたような人物である。 彼は世界中で食糧とサーペンツワインの密売を行っており、ムーングロウとブリテインの輸送妨害までもしている。 誰もが思っている以上に内戦は間近に迫っているが、ロード・ブリティッシュに法廷を解体させて自ら国政の指揮を執ってもらうには証拠を出さなくてはならないと、サムヘインは分かっている。 シャミノは、サムヘインは信頼に値しないが、今起こっていることの証拠となるものは必要だと考えている。 サムヘインはアバタールに、「バロリア[Valoria]へ行ってコーウィンに会え。彼は真実を語ってくれるだろう。それからここに戻ってくるのだ。そうすれば話は進むだろう」と言う。
Bob White Plot | Ultima Wiki "Meeting Samhayne in Asylum"(拡大画像)
アバタールはコーウィンに会うため、仲間と共にバロリアへ行く。
コーウィンは新しく補佐官になったダークブレード[Darkblade]とともにアバタールに会う。
アバタールは状況を説明し、サムヘインが懸念していることを確認する。
アバタールはコーウィンに、武装を解除して交渉のテーブルに着くよう子供たちに話してもらうよう説得する。
コーウィンは一旦は同意し、アバタールの望みは何とかつながる。
アバタールはアサイラムへ戻り、サムヘインに会う。
サムヘインはアバタールに次のように言う。
「ロード・ブリティッシュに法廷の派閥争いと向き合ってもらうには、さらに戦争が始まろうとしている証拠を集めねばならない。
彼に真実を知らせる唯一の方法は、ブリテインとムーングロウにいる私のギルドの密偵と連絡を取り、ある書類を"盗み出す"ことだ。
ギルドのメンバーにはよそ者と連絡を取ることに反対する者もいるから、私のギルドに入会するように」
アバタールは秘密の印を焼きつけられ、ムーングロウかブリテインのどちらかを選んで行く。
船旅の途中、アバタールはガーディアンの力で別の第三者の夢(ムービー)を見る。 ロード・ブリティッシュは、今度はアバタールが悪人たちのギルドに入って焼印されている場面を見る。 ロード・ブリティッシュはさらに動揺し、今やアバタールを疑っている。
Bob White Plot | Ultima Wiki "Lord British has another nightmare"(拡大画像)
プロットはここで分岐するが、すぐに一本道に戻る。 アバタールはムーングロウ/ブリテインに行ってサムヘインのギルドのスパイに会い、変装道具を受け取る。 アバタールは真実の裁判所/愛の寺院に入り、机の書類をめくっていると、 アモランス/ベローナとしもべのエボンティン[Ebontyne]/シャドウブレア[Shadowbriar]が戦争の準備について話しているのを立ち聞きする。 ブリテインとムーングロウのどちらへ先に行っても、アバタールは無事に脱出するが、二番目に行った方では捕まって殴られ気絶する。
Bob White Plot | Ultima Wiki "The Avatar is locked into Dungeon Wrong"(拡大画像)
また別の夢のシーン(ムービー)。 今度のロード・ブリティッシュは、アバタールが法廷メンバーの一人に対してスパイの罪で投獄されるところを見る。 ロード・ブリティッシュは今や怒っているように見える。
Bob White Plot | Ultima Wiki "Lord British dreams being imprisoned"(拡大画像)
目覚めたとき、アバタールはロング[Wrong]のダンジョンにいた。 エボンティン/シャドウブレアがドアの前に立ち、ブラックソンへと姿を変える。 彼はアバタールをあざ笑いながら、すべては自分が裏で操り、アモランスとベローナの心に争いのタネを撒いていたのだと言う。 また、唯一の邪魔はアバタールの横槍でアモランスたちを交渉のテーブルにつかせようとしていたコーウィンだが、 明日の今頃はコーウィンも邪魔することはないだろう、とも告げる。
Bob White Plot | Ultima Wiki "Blackthorn gloats at the Avatar"(拡大画像)
ブラックソンは立ち去り、アバタールは、彼を救出しようとして同じく投獄されたレイブンとともに牢屋を脱獄する。 ロングを脱出する途中で、二人は「柱」の一つを止める。 外に出ると、シャミノが二人を待っていた。 彼らは走り回って船を探し、大急ぎでコーウィンのもとに行くが間に合わず、彼は既に殺されている。 しかしその死体も盗まれており、残されていたのは一本の矢だけだった。
手がかりとなる矢をたどって、弓大工と薬師(矢には毒が塗られていた)に話を聞くと、犯人像の情報が得られる。 それは以前レイブンに手傷を負わされたあの女ワームガードだった。 さらに、霊媒師でもある薬師の女性から、スカラブレイ[Skara Brae]の荒れ果てた島にある「魂の井戸[Well of Souls]」に死体が運ばれたという話も聞けた。 霊媒師の予言によれば、「死者の言葉」の呪文を死体に使えば暗殺の裏に隠された真実を暴くことができ、それで戦争を止められるかもしれないという。 アバタールとコンパニオンは「魂の井戸」へ行き、死体を取り返し、アンデッドの大群や骨ドラゴンと戦い、「柱」の一つを止める。
ダンジョンから出ると使者が来て、アモランスとベローナたちの軍隊が正義の神殿の近くに出陣して睨み合っていると伝えていく。 アバタールと仲間は神殿に急ぎ、開戦前にアモランス、ベローナやその指揮官たちと会うことができた。 ベローナは「死者の言葉」の呪文を唱える。 コーウィンの魂が、自分の部下のダークブレードが実はエボンティンやシャドウブレアと同一人物であること、 そして、その正体がブラックソンで、戦争を起こそうと背後で操っていたことを暴露する。 テントの中のダークブレードが急にブラックソンの姿に戻り、辺り一帯はワームガードとドラゴンによって包囲される。 戦いの途中で、ブラックソンはアモランスとベローナをさらい、こいつらを取り返したければターフィンへ来るのだと笑って逃げていく。
Bob White Plot | Ultima Wiki "The Army at the Shrine of Justice"(拡大画像)
脚注
1. [^]設定によると、この呼び声に負けて洗脳されたレンジャーたちがワームガードの正体だそうです。
2. [^]映画『ゴッドファーザー』に登場するマフィアの親分のこと。
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